2016-04-30

” 寂 た る 帰 航 ” 発 売 中 


打楽器奏者/ガムラン奏者によるピアノ作品


岩本象一/寂たる帰航





本作品はプロデューサー木太聡氏(ピアニスト)の熱望により実現しました。

どのような楽器でも西洋規範に囚われず、独特の解釈で演奏する私の音を作品に残したいという事でした。
録音の際には、木太氏の漂泊という断片的イメージ(全タイトルは彼が命名)に合わせ
ピアノやガットギター、ガムラン楽器などを即興的に奏でました。
そして出来上がった音からイメージを膨らませていったものが各曲に割り当てられた詩集へと繋がっていきました。
そして装丁は軸原ヨウスケ氏(グラフィックデザイナー)に本作品の制作過程をしっかり汲み取ってもらい共同作業でつくりあげました。予めゴールを設定することなくつくられていったデザインはまことに漂泊の旅のようでありました。
寂たる帰航というテーマは、かつて南国の灼熱に浮かされながらも最終的に日本へと引き寄せられていった私に強く重なります。旅は私を形成する大きな要因であり、自分自身の立脚点を見つめ直す契機となりました。
本作品はそういった内面へと向かう航海の記録なのかもしれません。
長くなりましたが、そんな事を少しでも頭の片隅に寂たる帰航を手に取って頂ければ幸いです。


では中身を少し紹介します。








コートボール紙のブックカバーに銀色で”寂たる帰航”と印刷されています。
特別な銀色塗料で色が濃く
光の加減により表情が違います。
控えめなようでいてしっかりと主張しています。
背文字、裏面も同色です。




CDケースと盤面








































詩集内部を紹介。

外観が、黒、グレー、など暗めの色だったのに対して
中身は頁を繰るたびに
ハッとするような鮮やかな色が目に飛び込んできます。
文字色も黒以外の銀色や赤色などを使用。







































スキャンされた様々なオブジェ達が生々しく各頁に息づいています。





































CD(21曲入り インストゥルメンタル作品)+48頁詩集
本体 2200円(税抜き)



ご興味のある方は
こちらまでご連絡ください。
ohanaganagainone@gmail.com













◆◆”寂たる帰航” 取り扱い店舗◆◆
20173月現在

尾道 / 紙片
岡山 / Brisees
    KAMIORI KAORI ATELIERBOUTIQUECAFE
    流しのCD
   GREEN HOUSE
   蟲文庫
   301
倉吉 / saon
東京 / ポポタム 
    karaln
    lete
    ジュンク堂書店池袋本店
    title
名古屋/ C7C 
    pieni•huone
福島/ in-kyo
三田 / Barnshelf
神戸/1003books
   堀江座
奈良/とほん
金沢/リュケリ
熊本 / 長崎次郎書店
大阪/レトロ印刷JAMのおみせ
京都/レティシア書房
青森/zakka grâce
web shop/Record Shop Reconquista


薄字は売り切れ、もしくは取り扱い終了のお店です

2016.4.29 "寂たる帰航"発売ライブ KAMIORIKAORI BOUTIQUE








































セットリスト
1.寂たる帰航(せきたるきこう)
2.自由落下
3.朝
4.南風に舞う灰
5.泥棒遁走(どろぼうとんそう)
6.意馬心猿(いばしんえん)
7.小舟の先で
8.歩くこともせず
9.白夜 
10.幻を刈る
11.あてどなく
−−−休憩ーーー
12.小戯れ(こだわむれ) 
13.似非の道化 
14.占儚し(せんはかなし) 
15.涙 
16.霧中の祭礼 
17.名前のない家族 
18.雨 
19.同じ夕暮れ 
20.誇り 
21.救われる寒さ 

岩本象一/朗読、歌、ピアノ、ガットギター、
シュルティボックス、バンジョー、
エレキギター、スリットドラム、ルバナ、
チベタンベル、スリン、シトゥル、
グンデル、ゴン、他

約90分程の演奏会でした。

岡山県内のみならず広島や香川、大阪から沢山の方にお越し頂きました。
ありがとうございました。